2023年度の日本の温室効果ガス排出は減少しましたが、主な要因は原子力への依存と国内生産活動の減少によるもので、再生可能エネルギーの大幅な増加や省エネの向上など排出削減に直結するまっとうな気候変動対策が機能した結果とは言えません。
今後、原発のトラブルや社会経済情勢の変化によっては、増加に転じる可能性が捨てきれません。さらに、再エネを求めて製造業が生産拠点を国外に移転させることが増えれば、国内の電力消費・温室効果ガス排出量は減少するものの、産業の空洞化につながることも懸念されます。
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【プレスリリース】2023年度温室効果ガス排出量及び吸収量の公表にあたって(2025年5月1日) | 気候ネットワーク
2025年5月1日特定非営利活動法人 気候ネットワーク代表 浅岡 美恵 2025年4月25日、環境省は2023年度の我が国の温室効果ガス排出量及び吸収量を公表した。排出量はCO2換算で約10億1,700万トンとなり、2022年度比4.2%減少(▲約4,490万トン)、2013年度比27.1%減少(▲約3億7,810万トン)とされた。この排出量は昨年に続き「過去最低値を記録」したとして、「2050年...